今後も、色々な場面・内容で、ご要望に応じてお話させていただきます。よろしくお願いします。 ありがとうございます。 ◇コンピュータ運用を考える会(大阪)株式会社ブロード ◇株式会社アイ・アイ・エム ◇IEEE関西支部LMAG事務局 ◇大阪工業大学 情報科学部 ◇日本技術士会 近畿本部 情報工学部会 過去に実施した主なセミナーの概要は、以下のような内容です |
◆「システム運用 ヒューマンエラー対策」 ~仕事のやり方を変える~ システムは作っただけでは意味がなく、きちんと運用して何らかの価値やメリットを利用者に提供できて、初めて意味があります。システムをきちんと運用する上で問題となるヒューマンエラー(以下、HE)について対策を解説しました。 システムの扱う領域とエネルギーの増加により、システム運用におけるHEが影響を与える範囲も大きくなってきています。 そのため、HEへの関心も高まってきています。 HEは人間内部の情報処理過程(認知・判断・行動)から分類することができ、 発生の要因からは組織要因・状況要因・個人要因に分類することができます。 改善策の検討には原因・根本原因を分析・分類してからあたることが大事です。 「うっかりミスは起きるし、人が作ったり決めたりした業務や作業に完全なものなど存在しない。」ことを前提に、 まずは人間内部の情報処理過程や発生要因などの分類を意識し、分析手法を用いて分析を行うこと。 またHEの発生を減らすためには再発防止策の策定だけでなく、予防的対策を組み合わせるのが効果的です。 再発防止策は「気を付ける」などの精神論や現場担当者の負荷ばかり増やすダブルチェックなどの人海戦術ではなく、「仕事のやり方を変えて気付く工夫」が重要で、予防的対策には教育による動機付けやヒヤリ・ハットを隠さず報告できる組織・風土の醸成が重要です。 |
◆ 運用人材育成 ~運用人材高度化への取り組み~ しっかりとしたシステム運用管理を実施するためには、システム開発担当者に負けないシステム運用の統制力を強化(ITガバナンス)し、それに対応した組織の構築と人材育成が必要です。 市場競争力のある運用サービスを支える人材の育成や、考える習慣などのヒューマンスキル向上を図る必要があります。 一過性の研修では身に付きにくい、自ら考えて行動する力を育成するには、考えるための場(仕組み)を設けることも必要です。 これらを社内の文化・風土として醸成させるには、継続的な取り組みが肝要だと思います。 |
◆「グローバル経営に必要なコンセプチャルスキルとITSSで解けなかったスキルの解き方」 「コンセプチュアルスキル」とは全体最適を考えられる力です。 関連する他の部門との利害関係と把握して、状況や環境の変化を構造的、概念的に捉え事柄や問題の本質を見極め、行動するスキルです。 しかしながら必要とされる職能においてもコンセプチュアルスキルが十分でない人は多くいます。 コンセプチュアルスキルを育成するためには、自部門のみならず複数部門にまたがる問題解決に直接取り組むことが必要です。そういった仕事の割り振りを通じて人材育成のPDCAをまわしていくことで、提案力・企画力が向上し、コンセプチュアルスキルが身についていくと考えています。 |
◆ITSS(IT Skill Standard)では解けないスキルがある。 IT人材に求められるスキルの変化が激しく、現状のスキル標準(ITSS)では十分定義できていません。しかし、変化の激しいグローバルなIT産業において、国際競争力を維持強化していくための人材育成を行なうために。求められる人材像を定義するスキル標準は各社構築する必要があります。 ITSSで解けないスキルを解くために「共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)」が提案されました。CCSFのための具体的なアプローチは、現行の組織の課題と改善要件から求められる組織の機能を整理し定義すること。そしてその組織の機能とCCSFタスクとの紐付け定義を行なうことです。それを行なうことでスキル評価に適用できる新しいスキル定義が行なえる。この新しいスキル定義は組織に依存すると共に作成時の環境や考え方に依存します。そのため、メンテナンスガイドとしてのITスキル定義書をドキュメント化することが実運用上において重要です。 |
◆「情報技術者が世の中から認知されるために」~CITP認定制度~ 企業の人材育成の狙いと課題は、大きく次の4点 ① 事業目標の実現に必要な人材を、計画的に確実に育成、確保したい ② 競合他社との差別化や会社の事業発展に貢献できる世間に通用する技術者を育成したい ③ マネジメントだけでなく、高度な専門領域に秀でたスペシャリストや異能人材も必要 ④ 一人ひとりがプロフェッショナルとしての意識を持ち、価格競争ではなく、技術力で市場優位に立つ 第3者から評価され、対外的な信用を得られる技術者を多く育成したい しかし、育成したその技術者が世間で通用するかどうかを計るためには、共通の物差しが必要です。 世の中共通の物差しとなるIPA(経済産業省)のスキル標準は、企業の中だけで使われてきました。 これでは技術者個人、一人ひとりがどのレベルであるかは、世間からは分かりません 高度な能力を持つ情報技術者を可視化し,その社会的地位の確立を図ることが必要です。 そこで情報技術者の能力を客観的に評価する共通の物差しと世の中に認知させる仕組みとして、 CITP認定制度(情報処理学会)が開始されました。 CITP認定制度は、国際標準に準拠しています。 |
◆やりたい仕事とスキル ~ (看板の)ある時・ない時、超高齢社会を生きる~ 未来は2つあります ①勝手にそうなる未来 ②未来に何を望み、そのために今、自分は何をすべきか 変わり続けることができるものだけが、生き残ることができる。 自分を客観的に見つめて、次のステップを考えて動くことが大切です。 信頼される自己証明のカギは、自分を「意志」で証明すること、自分しか出来ないことを増やす。 「なんでもやります」は、通用しない。 |
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